hymns(ヒムス)公式|佐藤アツヒロ主演舞台

STAFF

Written and directed by KATSUHIDE SUZUKI
【脚本・演出】鈴木勝秀


COMMENT


2008年に上演した『HYMNS(ヒムス)』は、佐藤アツヒロをメインに据えた『LYNX(リンクス)』『MYTH(ミス)』に続く三部作の最後の作品である。あの三部作は、僕のオリジナル作品の中でも、かなり充実した時期のものだったと思っている。なかでも『HYMNS』は、表現者としての決意表明的ニュアンスの強い作品で、非常にポジティヴな芝居だった。
僕はオリジナル作品を書くとき、カットアップとサンプリングを多用するのだが、『HYMNS』のベース・テキストは、それまで書いたオリジナル作品であった。つまり、自分の過去の作品をサンプリングして、それをカットアップの手法で、より自分のエッセンスが濃くなることを目指したのだ。要するに『HYMNS』には、スズカツが凝縮されている。
舞台上の佐藤アツヒロは、『LYNX』で出会った当初から、驚くほど内省的な役者だった。主役であるにもかかわらず、そのほとんどを「受け」を主体とした演技で芝居を構築する。だが見終わったとき、アツヒロの印象が誰よりも強く残っている──それは僕の目指している、"自己主張をしない表現"にとても近い感覚である。僕はそんなアツヒロに託して、『MYTH』『HYMNS』を書いた。
僕の中で『HYMNS』は、「再演したいリスト」の上位に常にあった。初演から十年が経過し、アツヒロが『HYMNS』を書いたときの僕の年令に近づいてきた。そこで、若手画家だったオガワを中年画家にすることで、現在進行系の『HYMNS』を提示しようと考えた。タイトルを『HYMNS』を『hymns』とすることで、2作品の差別化を図った。
新納慎也、中山祐一朗、山岸門人と、僕の世界観を理解し体現してくれる役者も揃った。さらに、『HYMNS』には登場しなかった「ある男」役に陰山 泰も加わえて、最強の布陣で臨む。
この企画は、間違いなく僕にとって新たなステップになる。そう確信している。

鈴木勝秀(suzukatz.)

STAFF CREDIT

【美術】池宮城直美【音響】井上正弘【照明】倉本泰史
【ヘアメイク】伊藤こず恵【衣裳】小原敏博【舞台監督】後藤恭徳
【宣伝スタイリスト】吉田ナオキ【宣伝写真】園田昭彦【宣伝美術】ワンツーパンチ!【制作】小田未希
【主催】ニッポン放送/atlas
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